日本人夫婦が台湾でクレジットカードを作る方法

台湾暮らし

最近新しいクレジットカードをまた入手しました〜。今後参考にしてもらえたらと思いまして、今日は今まで台湾で作ったクレジットカード全公開と作ったときのエピソード、オススメのカードなどについて書きたいと思います。

と、その前に、、、最近台湾で日本人が銀行口座を作るのが難しくなったそうですね。

以前は居留証とパスポートさえあれば申請できたのに、去年マネーロンダリング防止法が施行されてから、自国との紐付けが必要になったことで台湾なのに日本のマイナンバー提出を要求されるそうですので、これから台湾に来る方は必ずマイナンバーの取得をしておいたほうがいいみたいです。

さて本題に戻りまして。

まずクレジットカードを作る場合、必ず要求されるのが、

パスポート、居留証、収入証明書。

収入証明書はそれぞれ銀行やカードの種類によって、年収の額などに決まりがあります。証明書は、1月にもらう扣繳憑單(源泉徴収票のようなもの)でもいいし、給与が入ってくる通帳のコピーでもいいし、月々会社からもらう給与明細でも、税務署に行って正式なのを取ってきても証明できればなんでもいいようです。

しかし一番厄介なのが外国人にだけ要求される、

台湾人の保証人。

駐在の方や我が家のように日本人夫婦で台湾で起業している場合、台湾人の保証人を立てることは極めて難しいです

ですので銀行によってはこれに代わってまとまった額の定期預金を要求されることもあります。

(ちなみに台湾人配偶者の場合ですと家族カードや配偶者を保証人にすればいいので今回のケースには該当いたしません。)

私が最初にチャレンジしたのは某デパート系のクレジットカードでした。見事に審査は通りませんでした。今思えば台湾人の保証人もいなくてそれは無理ってもんですね。でもあの時、ああ日本人夫婦が海外で起業して生きていくのはイバラの道だな〜と思いました。

で、あれから今まで自力で作ったクレジットカードを見ていきましょう〜。
 

上から、

①キャッシュカード&デビッドカード(上海商業儲蓄銀行

②ビジネス用クレジットカード(上海商業儲蓄銀行

③プライベートのクレジットカード(イオンカード

④Costcoのクレジットカード(國泰世華銀行

これらが今まで台湾で手にしてきたカードです。

①は会社の給与振込口座のキャッシュカードについたデビッドカードです。

デビッドカードはネットでの購入には不向きですので私はほとんど使っていません。夫はデパートやスーパーなど対面では使っているようです。これは口座さえあれば外国人でも作れますので、口座開設の際に、キャッシュカードにデビッドカードを付けてください、と伝えて付けておくといいかもしれません。言わないとつけてくれませんので、最初の3年くらい付いてなかったです。限度額は口座残額までだったかな?

②はメインバンクで5年前くらいに作ったクレジットカードです。③を先に手に入れてましたが、あまり使い勝手が良くないので、もう一個会社用に欲しいと思い、銀行と交渉しました。引き落とし口座は会社の口座ですので、個人の買い物はこれではしません。あくまでも会社での支出のみに使っています。これを作るために台湾人の保証人を出せない代わり、会社の口座に定期預金口座を作り、まとまった額を預けています。(利息は年約1~1.15%で推移)その定期預金金額の9割までという限度額が設定されています。

③は台湾に来て初めて作ったカードです。日系のイオンカードですが本社は香港のようです。すでに7年以上持っていますが最近新しいカードを作ったのでそろそろこちらはお役目御免で解約しようと思っています。審査はとっても簡単で、台湾人の保証人を求められませんでした。会社を設立したばかりで収入証明書も出せなかったのですが、確か自分で自分に書いた収入証明書で足りたと記憶しています。かなり審査は緩いです。

こちらのカードはApplePayには対応してなく(LINEPAYは使える)私個人的には使いづらいです。日本で使おうとするとなぜか弾かれることが多いし、提携先が少なく魅力ある優待もないし、なので何処でも審査で弾かれて作れない時の救世主、駆け込みカード会社って感じです。

④実はこれが一番オススメのカード、國泰のCostcoカードです。条件はCostcoの会員であることくらい。私はちょうどCostcoビジネス会員になってましたので問題なく作れました。収入証明書は提出しましたが、年収は20万元以上とかなりハードルが緩く(このカードは60万元以上らしい)、しかも台湾人の保証人も求められませんでした。また、Apple Payにも対応していて、國泰グループは台湾では大手ですのでたくさんの企業と提携していて、使える優待がものすごく多いので、知らないでこのカードを出すと勝手に5%引きになったりすることが多いです。國泰銀行の口座は持っていない(要するに取引履歴が無い)にも関わらず、いきなり15万元の限度額が付与されていたので驚きました。カードの種類や年会費等こちらに詳しく書いていますのでご確認ください。コスコに行けば申込書がありますので、駐在員の方ならご夫婦でまずはCostcoの家族会員になって、そのあとにクレジットカードも家族カードで作ればいいと思います。

さて、つい最近また新しいカードを手に入れました。メインバンクの上海銀行の頂級世界カード。夫の分も家族カードで作りました。上海銀行では最上位クラスのカードなので優待がとても豊富です。

実は審査の回答は、台湾人の保証人を出せ。出来なければビジネスカードと同様に定期預金を作れ。という今まで通りの一辺倒な回答を出してきました。

定期預金をまた作るのは別に吝かじゃありませんが外国人というだけでまだこの仕打ち???

しかも世界カードの申請条件は全て満たしているし、永久居留証だって二人とも持ってるし、会社のメインバンクであらゆる支払いから従業員全員の口座開設、給与振込、店舗にはクレジットカードの機械も付けて手数料を払い続けてかれこれ6年以上経つというのに、こんな規定通りの回答しかできないならAIロボットでいいでしょ。あんたたち仕事なくなるよ??(とは失礼になるので言いませんが。笑)

じゃあ〜ということで私からの返答は、

今回審査が無条件で通らないなら、メインバンクを他行に変更すること、クレジットカードの機械を全店舗外します。と宣言しました。

電話を切った1分後に支店長から電話がかかってきて、来週までにいいお返事しますからそれだけは待ってください!!!!と。ということで、すんなり上海銀行世界カードを日本人夫婦で作ることができました。以前はデパート系の簡単なクレジットカードすら弾かれたんですから出世したもんです。笑

わ〜〜い♪♪♪

市内の駐車が毎日2時間無料とか、提携ゴルフ場が割引で利用できるとか、旅行保険が手厚かったり、空港ラウンジ利用権利とか空港駐車場が年30日間無料とか誕生月にシスリーの化粧品セットとかとか他にも色々と、、、、ですが我が家、車持たない主義だしゴルフしないし、ほとんど意味ないじゃん。笑

それと、今まで夫は台湾ではデビッドカードしか持てませんでしたので、このゴリ押しの機会に(笑)家族カード以外に彼単体のものをもう一枚作りました。


シンプルカードという上海銀行が今推してるカードです。

6月末までキャンペーンで中国、日本、韓国で消費すると3パーセント還元されるそうです。国内は1パー。

夫にいきなりクレジットカード2枚も必要か?って感じですが作れるものは作れるときに作っておこうかと。笑

持ってないカードでは台湾の楽天カードも空港ラウンジが使えたり優待がたくさん付いているようなので便利かも〜と思い、1年前にネットで申請書を取り寄せて必要書類を添付して返送しましたが、紛失されました。wwwwww ですので今だに審査の結果もカードも手元には届いていません。ということで、日本と違って台湾では銀行系以外のカードは個人情報上のリスクが高いのでオススメしません。

当店にいらっしゃる日本人のお客様がよく使っているカードは、デパート系クレジットカードと航空会社系のクレジットカードが多いですね。前者は台湾人配偶者が多いですね。後者は駐在の方や航空関係でご主人様が働いていらっしゃる方が多いように思います。

他の銀行、例えば中國信託銀行や台湾銀行は口座を作ってから相談したら、台湾人保証人なしでも作れた、なんて書いてるブログも見ましたので(かなり昔ですが)私の体験は一例として、色々とチャレンジしてみてくださいませ

miko

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