夫がとうとう専業主夫から卒業します!

台湾移住・起業

夫には日々ご飯に掃除に洗濯と、、、家のことでは色々とお世話になっていますが、ま〜私と真逆の性格なので、考えていること思っていることを行動に移して形にするのが苦手。やりたいことがあるのになかなか始められないタイプ。

先日も私が相談もせずに高いMacBook Proを買ったことでちょっと言い合いになっちゃって(ほとんど喧嘩しないので珍しいんですよ、ほんと。)そんな時にやっと本音が聞けるって言う。そもそも私は夫に何かやれって言ったことが無い。言わないだけでなく自分で決めることもいちいち相談しない。それに飲食は骨折り損だとずっと言っているから夫はお店をやっちゃダメだと勝手に思ってたらしい。なんで?

じゃ〜そんなにやりたいならやろうよ!私も手伝ってあげてもいいけどせっかちだからのんびり準備するとか考えられないんだけど?と言ったら、いいよ、頑張るって。

じゃ〜行動に起こしましょうってことになったその翌日。たまたま通りかかったところで【頂讓:居抜き物件のこと】という札を発見。場所的にもお店の規模もすごく希望に近くて、一旦家に帰ったんだけど夫も興奮してるし私も忘れられないので二人で必死に591(不動産サイト)でその物件が出てないか探したんだけど全く出てない。じゃあもう一回行って隣の人に聞いてみよう!ってその足ですぐにまた物件まで戻ったら、なんと向かいのお弁当屋さんが借りているということが判明。すぐに話をしに行ったらすでに一人気に入ってて今夜申し込みが入りそうだと。その夜は寝れなかったんだけど次の日の午前中に秘書ちゃんに電話させたら、昨日は決まらなかったらしいと。当初夫が考えていた希望の家賃の倍近かったけど、ここならやってもいいって言う私の助言でその1週間後には契約を済ませました。そして奇しくも物件の引き渡しは私の誕生日。トントン拍子で進んでいて夫は今では清々しい顔をしています。プレッシャーという軽いストレスは掛かってるだろうけど、刺激がない人生なんてボケるぜ。笑

私の自慢は、少なからず台湾で7年半会社経営をしていて、まだお店を潰したことがないことです。(って、これからはわからないけどね。)そしてこの小さな島国で少しづつですが4店舗作ってきました。

夫には「何かやりたかったらいつでもやってもいいんだよ。」とは言ってきたつもりでしたが、行動に全然移せないのでこのままでいいと思っているんだろうと思ってました。でも去年から様子がおかしくて、このままだと俺ボケそう。。とか言い出して。もっと早く背中を押してあげればよかったのでしょうが、今回の物件を見て、やっと時期が来たと思いました。

失敗してもいいから今回はやっちまえ!って言っています。もう背中を押してあげないと全く動けなくなっているので、今回はグイグイ痛いほど押してるし協力も惜しまないでやっています。ちょうど私も会社の経営が落ち着いている頃なので、それも功を奏しました。

そう、失敗こそ財産だと思ってるので、ドンドン失敗しよう!って夫を励ましています。例えば買い出しに行っても、「あっちからこっちまで全種類ちょうだい!」って私が口を出すんです。そうすると夫が、「そんなのもったいない!そんなに使わないよ!」って。「使ってみないとどれが一番いいかわからないだろ?失敗したっていいんだよ。合うか合わないか分かればいいんだよ。そのための浪費は浪費じゃない。さっさと全部買いな!」って言うと、びっくりした顔されますよ。そりゃ〜ね。

私の経営スタイルは本当に無駄ばかりですよ。失敗ばかり。でも小さな失敗をあえて進んでするので、大きな失敗はあまりしません。同じような状況が来ても回避できるようになるし知恵がつく。成功したことはすぐに忘れるけど失敗したことは絶対忘れない。なので小さな失敗は大きな財産だと思っています。

今年に入ってオープンした某デパートも、半年経った今じゃレストランエリアはガラガラ、閑古鳥が鳴いていますよね。まだオープンして間もないのに日系の店舗撤退が始まっているようですね。やっぱり。。。

実は一昨年私にも誘致の話が来て真剣に悩みましたが、区画も決まり実際の工事現場をヘルメット被って視察させていただいた時に、希望の作り込みができないこと(プライバシーが保てない)、建物全体の導線が悪く集客にかなり苦労するだろうと気付きアッサリと断りました。(一応元不動産ディベロッパーなんで物件の目利きはできるつもりでいます。)あの時断るのは申し訳ないとかなかなか新規オープンのデパートに入る経験はできないからとか言いながら話を進めて入居していたら、今頃うちの会社は火の車で来年まで持たなかったかもしれません。目論見を誤れば会社なんていとも簡単に潰れるんだな〜って冷や汗をかいたという話でした。あ〜経営判断って恐ろしい。

あの時の突然ストップをかけた感覚、それはもう日々の経営判断の積み重ねでしか出せなかったと思うんです。そのためには日々たくさん考えて決断決断の繰り返しの中で、死ぬほど(倒産)じゃなければ失敗しても無駄してもいいと決めて思い切るから、功を奏しているんです。

普通の人は小さな失敗すらしたくないって思っていると思うんです。それはお買い物にしたって、転職にしたって、結婚にしたって。でも動かなくては何も始まらないし、始まらないってことは、何もやってないことと同じです。

やりたいことがあるなら多少の犠牲を払っても今やるべきです。よく聞くやりたいことのためにお金を貯めているとか言う人いるけど、ゴールを決めて昼夜を問わずバイトでもなんでもしながら本気で貯めているのかしら?もし本気だったらあの手この手で協力者を見つけてでも早く借りてやればいいし。その無駄な時間がぜんぶ後手後手に回るんですよ。家族の反対?やりたいと言ってることを応援もしてくれない家族なんて必要?早く離してしまいましょう。笑

皆様もたくさんたくさん行動して失敗しましょ〜。思い切って行動することに意味があると思ってます。まさか4畳半の物置部屋で始めた私のまつ毛エクステサービスが今の状態になっているなんて誰が想像できたでしょうか〜。それは私が一つ一つ思い切って決断してきたからに他ありません。

ほら〜アナタも何か挑戦したくなってきたでしょ〜。人生そのほうが楽しいよね〜^^

夫も思い切って好きなことで人を喜ばせられる仕事ができたら、私は本当にこの上なく嬉しいです。

miko

コメント

  1. メイフェ より:

    mikoさん、素晴らしい~!!!
    簡単なようでこの複雑な台湾で経営者としてやっていけているのもすごいけれど
    やっぱり即行動・・・って、リスクを考えるとなかなかできないことだけれど
    そこはやっぱり経験があるからこそ、先まで予想ができるんでしょう~。
    お店もつぶしてない、お店のスタッフさんも定着しているみたいだし・・・
    本当にすごいって思います。

    ご主人さまもmikoさんの励ましと協力があるところで
    もともと持っていらっしゃる才能を開花されて、ご夫婦で台湾で楽しく暮らせる・・・
    最高ですね!
    なんか私も刺激を受けてやりたくなっちゃいます~!!!

    不動産の取るか取られるか・・・これで眠らない興奮。よくわかります!
    私も経験があります。店舗ではないけれど・・・。
    手に入った時の喜びも最高ですね!

    私も陰ながら応援しております!!!わたしまで興奮しちゃいました~!!!

    • masao & miko より:

      なんか素敵すぎる話ですが(笑)内情はそんなに素敵じゃありませんよ〜。^^;
      私は動かない夫にイライラするし、夫は夫で私のせっかちにイライラすると思います。しかしやってみないと始まらないですからやってダメでも死ぬわけじゃないですしね、勉強だったと思って諦めればいいだけなので、そんなに難しいことではないと思っています。

      台湾でお店を経営するのは本当に大変だとつくづく思っていますが、特に人材の問題が大きいですよね。うちも求人出しても集まらないですし、面接の段階までこぎつけても半分以上がドタキャンだし、採用しても当日来ないし。台湾の人材採用の歩留まりが悪すぎます。無駄な時間と労力を消費する感じ。
      その点小さなお店で一人で回せるほどのサイズ感なら人の問題でも悩まないし、労働局に行かれないし、免税だし(笑)ストレスは少ないと思っています。

      とにかく現地の方達に受け入れられるか〜っていう確認のための店舗なので、受け入れられなかったらすぐに撤退、受け入れられたら将来は法人成りも考えて動きます。応援よろしくお願いします^^

  2. jasmine より:

    いやーかっこいい!!かっこいいです。
    私も色々悩みがあって、、踏み切れずにぐだぐたやっているのでmikoさんからしたらイライラしかないというか鼻にもかけないぐらいかもですが。

    とりあえずわたしはお店の開店を楽しみに待っておりまーす!

    • masao & miko より:

      Jasmineさん
      コメントありがとうございます^^
      いや〜悩みがない人なんていないですよ。ほんと。
      でも考えても悩みがなくなるわけじゃないので、考えないで始めるのが一番です。笑
      お店が始まったら忙しくなるな〜と思うとちょっと憂鬱です。今・・・
      でもそんな生活も楽しんでやろうと思います!行列のできるゲキせま繁盛店をイメージしています〜。

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